もっともやさしき女性に

りんごの花のつぼみをあしらった
刺繍をそっと
シャツの裾に添えて

りんごはバラ科の植物で
春には
同じバラ科の桜に似た
可憐な花を咲かせます

となりには
服飾作家 古澤 亜澄さんのご実家で
育った
蜜たっぷりの
真っ赤なりんごを並べました

りんごの花言葉
「もっともやさしき女性に」
「永久の幸せ」

仮眠硅酸の溶け残ったもやの中に
冷たい窓の硝子から
あけがた近くのりんごの匂が
透明な紐になって流れてくる

「青森挽歌 三」

作 宮沢 賢治

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